新玉ねぎ(ユリ科)

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新玉ねぎ(ユリ科)

2020/03/26

大玉の新玉ねぎ・業務用に

大玉の新玉ねぎ

特徴

玉ねぎの特徴

原産地は北西インド、タジク、ウズベク、天山の西部地域など中央アジアです。

日本での栽培は1884年に北海道で、1885年に大阪で成功し、「札幌黄」「泉州黄」として発展、普及しました。

 玉ねぎの品種分化はヨーロッパで進み、南ヨーロッパでは早生系の甘タマネギが、東ヨーロッパでは晩成系の辛玉ねぎが発達しました。

日本で栽培されているいるタマネギは、アメリカから導入された辛タマネギが主流です。甘タマネギとしては、フランスの「プラン・アチーフ・ド・パリ」から改良された「愛知白」や、「スタクトン・アーリ・レッド」から育成された「湘南レッド」があり、サラダなどの生食用として魅力が有ります。

日本での作型は、秋まき栽培と春まき栽培で、春まきは北海道、秋まきは本州、四国、九州などの都府県で行われています。

 品種は、秋まき栽培では1970年までは固定種が大部分でしたが、10年後の1980年にはF1種が栽培されるようになり、現在に至っています。

 2007年産タマネギの作付け面積は、北海道が1万2300ha、都府県が1万2000haです、

収穫量は北海道産71万2200t,都府県産55万2800tです。出荷量は北海道産67万600t、都府県は44万7400tです。出荷時期は、都府県産は極早生種が1月から始まり、4月~6月にかけて早生種、中生種、中晩生種が順次収穫され、早生種、中生種は収穫後出荷されます。

 中晩生種収穫時期は5月下旬~6月上旬で大部分が貯蔵され、10月まで順次出荷されます。淡路島では8月に冷蔵庫に入れ、翌年の2~3月まで出荷されます。

また、アメリカ、中国、ニュージーランド、オーストラリア、タイなどから輸入され、輸入量は2008年で18万4178tでした。 

玉ねぎには、発がん抑制や、血液中の有害物質を清める作用などがあるため、健康食品として注目を浴び、生食、炒め物、煮物など、和洋中の料理の名脇役として利用されています。消費状況を家計調査から見ると、1世帯当たりの年間購入量は、2005年からの4年間は約15.6kgで、世代に関係なく購入され、ダイコン、キャベツに次いで購入量の多い野菜です。