キュウリの栽培

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キュウリの栽培

2020/05/04

キュウリの栽培技術

2020,5,2

TD、TF

元肥について: 原則としてpH調整のみで良い。元肥を入れると最初から木が強くなり収量が落ちる

追肥について: 1番果が親指くらいになったら 1ハウスに液肥500ml程度を散布する

定植について:苗鉢の表面と畝の表面が同じ高さになるように・・・接ぎ木の継ぎ目まで土をかけるのは絶対ダメ

温度管理について:3月植えは温度が低いのでハウス内でも 小トンネルをする

         トンネル内の温度は 成長点の高さで計測し 「30度から32度で」管理する

hN  3月定植は、保温処置をしないなら定植はしない方が良い。

観察: 3月12定植と4月20日定植の収穫開始時期はほとんど変わらない。

    無理に3月定植の成果はない。  

          3月定植で節間が短いのは

 1 根が伸びていない(温度不足)

 2 根が伸びていない(肥料の効きすぎ)

         風と乾燥に弱いので風がある時は風上側のビニールは閉める

脇芽欠きについて:下から30cmまでの脇芽はすべて欠き取る

         そこから上3段までは1節で摘心する

         その上は上段まで2節で摘心する(中段で力枝を1本残し親ツルと同じに扱う)

         (上段とは親ツルの芯止めした位置から下3段を表し20cm以上伸びてから1節で落とす)

         親ツルは目の高さで摘心する(親ツルの芯止めは芯止め予定位置の下の脇芽が2本 20cm 以上に伸びてから芯止めする)

         摘心した親ツルの下3段は1節で摘心する

孫ツルはすべて放任する

 

観察: 葉に小さな斑点が無数に付くのは 寒い時期に温度の低い水をかけた時根の寒冷障害が葉に現れる

    きゅうりの葉は色が薄く大きい方が良い。色が濃く葉が小さく肉厚の葉は:肥料が効きすぎ

肥料がおお過ぎて成長が悪い場合の処置

 1 カルシュウムを葉面散布・又は潅水散布 FN

 2 パイナップルの特殊肥料を1000倍液で葉面散布 DI

 

2020,5,14

TF

アブラムシの防除

1 アファーム

中2日置いて

2 スピのエース

中2日置いて

3 アーデント(現在入手できない)

を散布

参考:アブラムシが着くと葉を上から見たら白い小さな斑点が見える。

5/24

TF

親ツル・子ツルの芯止め要領

親ツルは目の高さの位置で芯止めするが、そのタイミングは:中段で20cm以上の子ツルが2本確保出来たらその2本を親ツルの代わりに残し(ポンプと表現する)芯止めする。

ポンプの役目をする2本の子ツルの芯止めタイミングは、現在のポンプ以外の子ツルで20cm以上が2本確保出来たら新しいポンプ2本と交替させ2節で芯止めする。

同様の要領で常にポンプの2本を確保しっつ更新する。

孫ツルは基本的に全部残すが、混んで来たらポンプの役目をする3本を残し摘心する。

葉は常時10枚以上確保しつつ古くて大きく、光線を遮る葉は適宜除去する。(1日に2~3枚程度)

 

果実の変形

先細りは温度不足

曲がりは葉の取りすぎ

追肥のタイミング:今日開花した花の角度で判断できる。(午前中)

花びらが果実に対して直角が理想的  花びらが反りかえているのは肥料の効きすぎ

花びらがしぼんだ様になるのは肥料不足

追肥の量の目安:果実300kg収穫に対しN/P/Kを各1kg

(2aのハウスなら 毎日液肥原液で1L程度)

水やり設備について:現在の潅水チュウブより点滴チュウブの方が理想的(イスラエル製品に良いものがある)

病害虫対策:ツル枯れ病が発生している。

土の中に菌がいて移るので早急に対処:風通しが悪いと発病しやすい

殺菌剤は:ロブラール

アザミウマが発生している:葉の上から見ると吸引後の白い斑点が見える。

ネギ類で繁殖しやすいので、近くにネギ類がある時は特に注意する。

元肥について:

春植えの元肥は無い方が良い:温度が低く根の伸長を阻害し、発育が遅くなり、節間が短くなる。

高温時の元肥は入れても良い。

定植後の水やり:

春植えは午前中に

秋植えは午後地温が下がり始めてから:高温時に給水すると潅水した水が高温となり、根を痛める。

春キュウリの栽培後に秋キュウリを定植する時は栽培設備はそのまま使用し、前作の株と株の間に定植する人も多い。

品種の考察:トキワのリスペクト

定植時期について

春植えの3月定植も4月定植も(ハウス)大差ない

秋植えは暑さも峠を越した盆過ぎが良い