瀬戸内 ミネラル ブロッコリー
2020/02/06
瀬戸内とは?
瀬戸内海
本州西部と四国の間にある海域。洪積世中期末(約38万年前)に、琵琶湖から有明海に至る地盤が陥没して備後灘以東に第1次の瀬戸内海が形成された。その後の海水準面の変動により、陸化したが、現在のような形になったのは約8000年前と推定されている。
面積は約9500㎢で、東西に細長く、東は大阪湾、西は九州で限られる。播磨、備後、燧、安芸、伊予、周防の各灘と淡路島(最大)、小豆島の他、備讃、塩飽、芸予、防予の各諸島からなる。
紀伊、豊後両水道で外海とつながる。
鳴門、来島両海峡は急潮で名高く水深は大。かっては豊富な水産資源に恵まれていたが、沿岸の埋め立て地に工場が立地したため、水質の汚濁が著しく、水産業は衰退。
塩田も現在はほぼ消滅。島でミカンなどの果樹や花卉を栽培する。
また、山陽地方の沿岸は鉄鋼、石油化学関係の大工業地帯を形成。古くから畿内と九州を結ぶ海上交通の要路で、現在も本州、四国、九州と船運で結ばれている。
(ブリタニカ国際大百科事典